小規模事業者のブログ更新:AIに任せる作業と、人が確認する項目

AIでブログ更新。下書きはAI、確認は人。記事を表示したパソコンと、チェックリストを確認する手のイラスト。

ブログを更新したいけれど、テーマを決めるだけで時間がかかる。文章ができても、内容が正しいか確かめるところで手が止まる。そんなときは、記事づくりの工程を分けると、AIに頼む内容が整理できます。

この記事では、AIを使って記事の下書きを作り、人が確認してからWordPressに保存する進め方を紹介します。集客や売上の増加を保証する方法ではありません。まずは1本、内容を確かめながら進めるための手順です。

AIと人の担当を、先に分けておく

  • テーマ:AIが候補を整理し、人が実際のお客様の疑問と照らして選ぶ。
  • 調査:AIが調べる項目を整理し、人が公式情報・自社情報と照合する。
  • 本文:AIが見出しと下書きを作り、人が事実、表現、経験談を確認する。
  • 保存:確認した原稿をWordPressに下書き保存し、保存後の内容と表示を確かめる。
  • 公開:確認事項が片付いてから、公開する権限のある人が判断する。

AIに「下書き保存して」と書くだけでWordPressにつながるわけではありません。接続がない場合は、確認した原稿を手動で貼り付ければ、この流れを試せます。

1.最初に決めるのは「誰の、どんな疑問に答えるか」

「業界について記事を書いて」だけでは、説明の範囲が広がりすぎます。最初に、想定する読者と一つの疑問を決めましょう。

例えば、これは仮の題材ですが、店舗のサイトなら「初めて来店する人が、予約前に何を確認すればよいか」という切り口があります。営業時間、予約方法、持ち物など、自店で確認できる情報を整理してから文章にします。

AIに渡す前に、次のメモを埋めてみてください。

  • 読者:どんな人に読んでほしいか
  • 疑問:その人が知りたいことを一つ
  • 答え:記事を読んだ後に分かること
  • 確認済みの事実:自社のサービス内容や公式資料
  • 書かないこと:未確定の料金、裏付けのない効果、非公開情報

顧客の個人情報や社外秘の資料は、このメモにそのまま貼り付けないようにします。

2.AIには構成と文章の整理を頼む

確認した材料を渡し、見出し案、説明の順番、下書きの作成を頼みます。最初から完成稿を求めるより、構成を見てから本文に進むと、必要のない話題を減らせます。

指示文は、例えば次のように書けます。

小規模事業者のサイトに載せる記事の下書きを作ってください。対象読者と疑問は以下のメモのとおりです。確認済みの事実だけを使い、不足している情報は質問として分けてください。体験談や顧客事例、数値は作らず、まず見出し案を提示してください。

AIが補った情報は、確認済みの材料と区別します。「自然な文章になっていること」と「事実として正しいこと」は、別に確認する必要があります。

例:予約案内を、確認済みの情報だけで書く

以下は説明用に作った架空の店舗の例です。ma+や実在するお客様のサービス・実績ではありません。

AIに渡すメモ:初めて利用する人向け。予約は電話のみ。受付は平日10〜16時。持ち物はまだ決まっていない。この三点だけを使って、予約前の案内文を作る。

下書き例:「ご予約はお電話で承ります。受付時間は平日10〜16時です。ご来店時の持ち物は、ご予約時にお問い合わせください。」

人が直す箇所:最後の一文は、電話で持ち物を案内できることまで前提にしています。メモでは未確定なので、本文から外し、担当者への確認事項に分けます。

修正後:「ご予約はお電話で承ります。受付時間は平日10〜16時です。」持ち物の案内は、内容と案内方法が決まってから追加します。実際の記事では、電話番号と営業日も自店の情報で確認します。

このように、もっともらしい一文でも、元のメモにない約束が入っていないかを見直します。

3.料金・条件・効果は、元の情報に戻って確認する

本文ができたら、商品名、料金、対象条件、日付、効果の説明を確認します。外部サービスを紹介する場合は、公式ページを開き、確認した日付とURLを記録しておきましょう。

確認できないキャンペーンや条件は、推測で入れず保留にします。自社の経験を紹介するなら、実際に行ったことと結果が分かる範囲にとどめます。

Googleは、生成AIを使う場合も正確性や品質を重視し、読者への価値を加えない大量生成に注意を促しています。記事数を増やすことだけを目標にせず、その疑問に答えられているかを見直しましょう。Googleの公式ガイダンス

4.WordPressには下書きとして保存し、表示を確かめる

内容の確認が終わったら、WordPressへ下書きとして保存します。画面上の状態を確認し、公開と取り違えないようにしましょう。

保存後は記事を開き直して、見出し、段落、リンクが欠けていないかを確認します。プレビューでは、パソコンだけでなくスマートフォン向けの幅も確認すると、長い段落や読みづらい箇所を見つけやすくなります。WordPress公式にも画面幅別の確認方法が説明されています。WordPressのプレビュー説明

公開前の確認項目は、次の五つに絞ると始めやすくなります。

  • 読者の疑問に、本文で答えているか
  • 料金や条件などの根拠を確かめたか
  • 実際にはない経験や成果が混ざっていないか
  • リンク先と、必要な広告・PR表示を確認したか
  • 下書きを開き直し、本文と表示を確認したか

5.次の記事のために、かかった時間を残す

調査、執筆、修正に使った時間と、確認に手間取った点を短く記録します。次回は「公式情報を先に集める」「依頼する見出しを絞る」など、実際に困った部分から改善できます。

公開した場合は、その後の反応も記録します。記事を読んだ人の数と、問い合わせや購入は別の数字です。どの記事からの成果か分からない場合は、無理に結び付けず「不明」と残しましょう。

まずは読者の疑問を一つ選び、確認済みの材料で下書きを作るところから始めてみてください。

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公式情報の確認日:2026年10月2日。紹介サービスの料金や画面仕様は、利用時にも公式情報をご確認ください。

この記事を書いた人

ma+(エムエープラス)
代表・三好 進

Web制作、LINE構築、小規模事業者向けのWeb活用支援などを行っています。

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